ダイワの「友ルアー」シリーズは、オトリの代わりとして活躍する鮎ルアーです。
近年、鮎ルアーの使用が可能な河川も増えてきていますので、万が一に備えて用意しておいてはいかがでしょうか。
本記事では、ダイワの「友ルアー」シリーズの各ラインナップの特徴を解説します。
ダイワの鮎ルアー「友ルアー」とは

ダイワの「友ルアー」とは、日本古来の伝統釣法「友釣り」のオトリの代わりとして役立つ鮎ルアーです。
オトリを入手できないときや、オトリが弱って循環の釣りが機能しない場面で活躍します。
川によってはオトリ屋さんが減少しており、オトリを入手しにくい状況もあり得るため、友ルアーをひとつポケットに忍ばせておけば役に立つ場面もあるでしょう。
いくつかのメーカーが友釣り用の鮎ルアーを販売していますが、なかでもダイワは鮎ルアーに力を入れているメーカーのひとつです。
ひと昔前よりもリアルで、いかにも釣れそうな鮎ルアーを販売しているので、チェックしてみてください。
ハナカン仕掛けをそのまま使える
ダイワの友ルアー最大のメリットが、友釣りの仕掛けをそのまま使える点です。
ハナカンはもちろん、サカサ針をセットする部分も備えています。
どうしてもオトリがないときに友ルアーで野鮎を釣ったら、その場でオトリとしてチェンジできるわけです。
友釣りにおける鮎ルアーは、あくまでオトリを確保するための緊急用アイテム。
オトリを数匹確保できれば十分なので、タックルを変えずにそのままルアーから友釣りへ切り替えできるのは大きな利点になります。
注意!どこでも使えるわけではない
友釣り氏にとってあると便利な鮎ルアーですが、河川によっては使用を禁止しています。
鮎ルアーの使用を許可していてもルアータックルのみOKで、友釣りのオトリの代わりとして使うのを禁止しているなど、河川によってルールが異なるので注意が必要です。
また、可能な期間やエリアなども詳細に決められているケースも多く、使用する際は漁協組合のホームページ等でルールをしっかり確認しておきましょう。
ダイワ「友ルアー」のラインナップ
ダイワの友ルアーは最新の「友ルアージョイント」をはじめ、以下の3モデルをラインナップしています。
友ルアージョイント

2024年に発売された最新の友ルアーです。
2カ所のジョイント部を設けており、まるで本物のようなリアルな泳ぎが特徴。
リップレスと水流を受け流す構造により、瀬の中でも安定させやすくなっています。
前方の急瀬用アイと、後方のチャラ瀬用アイをポイントに合わせて使い分けできるのもおすすめポイント。

ルアーの姿勢や安定感を確認しながら、泳ぎをワンタッチでカスタマイズでき便利です。
野鮎が掛かればサカサが外れる「サカサバリホルダー」を備え、友釣りのハナカン仕掛けをそのまま使用できます。
まるで本物のアユの引き感により、友釣り初心者の方の練習にもぴったりな鮎ルアーです。

- サイズ:126mm
- 重量:約23g
- カラー:瀬鮎、若鮎、サイトスペシャル
- メーカー希望価格:1,800円
速攻友ルアーSP

ハナカンをセットするアイをひとつ設けている友ルアーです。
ホログラムカラーを採用しており、野鮎に強烈にアピール。
鮎がかかればすぐに外れる「サカサバリホルダー」を備えています。
- カラー:ホログラム鮎
- メーカー希望価格:1,680円
友ルアー F-ホロ鮎/S-ホロ鮎

リップを搭載している友ルアーです。
F(フローティング)とS(シンキング)の2タイプから選択でき、Fは早瀬、Sは水深のあるトロ場での使用に適しています。
3モデル中でもっとも安価なので、「使うかどうかわからないから、できるだけ安いほうがいい」という方におすすめです。
- 重量:F=約19g、S=約28g
- カラー:ホロ鮎
- メーカー希望価格:1,520円
鮎ルアーに関するQ&A
- 友釣りでの鮎ルアーの使い方は?
-
下流前方にルアーを送り込んだら、入り方を確認しながら竿の角度を一定に保ち、野鮎が掛かるのを待ちます。
オトリの操作と同じく、浮き上がるようなら竿を寝かし、沈みすぎて根掛かりするようなら立て気味に構えると良いでしょう。
- アユイング用のルアーは友釣りに使える?
-
アユイング用ルアーはサカサホルダーを搭載しておらず、ハリス止めに針を直接セットします。
サカサ針をセットできないので、基本的に使えないと思って差し支えありません。
- 友ルアーを買うなら、どれがおすすめ?
-
最新の友ルアージョイントがおすすめです。
旧タイプの進化版であり、鮎ルアーに求められる機能性をすべて備えています。
お守りとして友ルアーを用意しておこう
友ルアーは、どうしてもオトリの確保に困ったシーンであると便利なアイテムです。
なかにはオトリを入手するのが難しい河川もありますし、お守りとして鮎ベストのポケットに忍ばせておいてはいかがでしょうか。
ただし、河川のルールはしっかり確認しておきましょう。
友ルアーが気になる方は、お近くの釣り具店やAmazon、楽天市場といったショッピングサイトでチェックしてみてください。